園芸活動班では苗や野菜作り等の「園芸活動」、栽培した植物を使った「ハーブ加工品作り」、そして「染物作成・加工」の3作業を軸に活動を行っています。

「園芸活動」は施設の屋上園庭を使い、ひまわりやマリーゴールド等の花の栽培、ジャガイモやミニトマト、枝豆といった野菜類の栽培、バジルやレモンバーム、ローズマリー等のハーブ栽培を行っています。毎年種類も増え、限られたスペースではありますが収穫の楽しみをみんなで味わうことを目標に日々活動しています。

「ハーブ加工品作り」ではサシェ（匂い袋）の他、新たにハーブ石鹸、ハーブバスの作成も始まり、日々ハーブの爽やかな匂いの中でリラックスしながら行っています。

「染物作成・加工」では、たまねぎ等でハンカチを染めたり、エコバックの作成を行っています。ハンカチには個性あふれる柄をつけ、エコバックには綺麗なしっかりとした色をつけるなど、同じものが二つとない仕上がりとなっています。

創作活動班は、アイロンビーズ、キャンドルの自主生産品製作と、（株）秋月電子通商様、（株）αパック様といった障害者支援に理解のある一般企業からの請負作業を中心に活動しています。平成21年度からは活動時間も長くなり、より自立を意識した活動班となっています。

自主生産品はバリエーションも増えて、ご購入頂いた皆様から大変ご好評をいただいています。

受注作業は一般企業から商品を預かって作業を行うという事から利用者の皆さんも活動に対する姿勢がとても真剣で、年々活動というよりは職業としての意識が高まってきているように感じます。

活動内容は、「散歩活動」と「リサイクル活動（缶潰し）」です。

「散歩活動」は、親水公園沿い・さくら公園・新中川河川敷の３コースを日によって散歩しています。春は桜が満開の中の散歩で、その風景は格別です。夏は陽射しが強く大変ですが、日焼け対策等しっかり行っています。秋は紅葉や柿、アケビなどを楽しみ、冬は北風に負けないようしっかり防寒をして散歩しています。このように四季折々に変わる情景を感じながら、情緒の開放や体力の向上を目指しています。

地域活動クラブは毎週金曜午後に実施している余暇活動です。区立の福祉施設「えがおの家」の体育館をお借りして、バスケットやトランポリンをしたり、地域の公園まで散策し、様々な遊具を使って身体を動かすといった活動しています。

また、単に地域に出るだけではなく、利用者の自主性、自発性を引き出しながら活動場所を決定したり、電車やバス等の公共交通機関を利用する事で社会経験を積むといった事も重視しています。季節に応じてプールやボウリング等も取り入れており、利用者にはとても楽しみなクラブとなっています。

料理クラブは毎月第二・第四金曜日に活動している余暇活動です。

近隣のスーパー等へ材料を買い出しに行き、おやつ作りを行っています。卵を割ったり、生地を混ぜたりなど、ひとつひとつの工程を学びながら、おやつが完成していく楽しさを感じていただいています。

従来のクラブ活動とは別個に、より利用者の皆さんの余暇を充実させようと平成21年度よりスタートした日課プログラム「音楽」です。

主な活動としては、月に一回音楽サークルの「NPO法人マーチ」の皆さんに来園していただき、たっぷり一時間歌い踊り、楽器に触れ、音楽を楽しんでいます♪

余暇支援の日課プログラム「軽運動」では、毎朝朝礼で行っているラジオ体操の他に、めがね体操という体操や、簡単なストレッチを行っています。また、利用者お一人おひとりにあった運動や、体力・機能維持に必要な体の動かし方、ストレッチを提供して行きたいと考えています。

これから余暇の時間にも楽しく活動できるような、スポーツレクリエーションを行っていく予定です。

余暇支援の一つ、「レクリエーション」では、居室の飾り作りやご家族に向けてのメッセージカード作りなどの工作作業を中心に活動を行っています。

桜の花びらや落ち葉など季節ごとの自然素材を用いて、その季節を感じながら毎月自由に作品を作っていただいています。